1948-10-18 シーボルトと芦田の会話,芦田の発言 シーボルト 芦田均 このとき芦田首相は昭和電工事件で辞職したばかり 「総辞職の決定を報告するため陛下にお会いした時、陛下は裁判の判決がわかるまで東京を離れるつもりはない、と申された。その時の陛下の口調と態度から、もしや退位を決意されたのではないかと直感したのです」「それで困っています。もし陛下がお辞めになるとすると、代わりに立派な摂政を見つける問題が起きますが、わたしの感じでは秩父宮も高松宮も国民の人気がないので、適任だと思えないのです」 秦郁彦『裕仁天皇五つの決断』(203ー204p)裕仁天皇五つの決断秦 郁彦 講談社 1984-01by G-Tools