1945-01-01から1年間の記事一覧

第一回皇居勤労奉仕

この日、宮城県栗原郡の青年団勇士による初めての皇居での勤労奉仕が行われる。 団長は鈴木徳一、副団長は長谷川峻(のちに衆議院議員となり労働大臣や運輸大臣、法務大臣を歴任)以下は筧素彦「第一回皇居勤労奉仕」(筧素彦『今上陛下と母宮貞明皇后』)に…

初めて天皇と会見した米記者の印象

『ニューヨーク・タイムズ』太平洋方面支局長フランク・クルックホーン記者による天皇の印象 「私は戦後天皇に会う最初の米人であり、外国人だった。天皇はその縁なし眼鏡を通してじっと私の顔を直視した。彼の顔には、戦争のヤツレが見えた。顔色はいいが、…

明仁皇太子への手紙

天皇が穂積重遠東宮大夫に奥日光にいた皇太子のもと届けるようにと依頼した手紙 手紙をありがたう しつかりとした精神をもつて 元気で居ることを聞いて 喜んで居ます。 国家は多事であるが 私は丈夫で居るから安心してください 今度のやうな決心をしなければ…

 退位の意向を木戸にもらす

天皇「戦争責任者を連合国に引き渡すは真に苦痛にして忍び難きことなるが、自分が一人引き受けて退位でもして納める訳にはいかないだろうか」 木戸「連合国の現在の心構より察するに、中々その位のことにては承知致さざるべく、かつまた外国の考え方は我が国…