1948-10-01から1ヶ月間の記事一覧

マッカーサーからの退位反対の意向

首相参内 11:30ー12:30 前日Mcと会見の結果 Ab(退位)など決して然るべからずとの彼の意見のこときく 「田島日記」(加藤恭子『田島道治』に所収(221p))(ひらがな部分、原文はカタカナ)田島道治―昭和に「奉公」した生涯加藤 恭子 阪急コミュニケーション…

マッカーサー、シーボルトの会話

マッカーサーの発言 「実は自分も天皇が退位を考えているのではないか、あるいは裁判判決による強い感情的緊張から、ひょっとして自殺さえ考えているのではないかと、心配していたところだ」「東京裁判の判決は、いわば一トン分のダイナマイトを爆発させるよ…

 シーボルトと芦田の会話,芦田の発言

このとき芦田首相は昭和電工事件で辞職したばかり 「総辞職の決定を報告するため陛下にお会いした時、陛下は裁判の判決がわかるまで東京を離れるつもりはない、と申された。その時の陛下の口調と態度から、もしや退位を決意されたのではないかと直感したので…

芦田首相、辞職の報告

三時に宮中にお茶の会に召されている。今日は九人の閣僚がいたが、案外朗らかな空気であった。 四時に終了。私は引見室の隣で陛下に内謁見を願った。そして「辞職の決意を致しました。御許を願います」と申上げた。陛下は落着いていらせられた。議会は開くの…