マッカーサー

 退位せずの書簡

この日、東京裁判の判決 東条英機以下7人が絞首刑、25被告全員が有罪 天皇のマッカーサー宛の書簡 連合国最高司令官 陸軍元帥 ダグラス・マッカーサー閣下 謹啓 天皇陛下の御下命により、本官は閣下に対し、天皇陛下から次のようなメッセージをお伝えする…

マッカーサーからの退位反対の意向

首相参内 11:30ー12:30 前日Mcと会見の結果 Ab(退位)など決して然るべからずとの彼の意見のこときく 「田島日記」(加藤恭子『田島道治』に所収(221p))(ひらがな部分、原文はカタカナ)田島道治―昭和に「奉公」した生涯加藤 恭子 阪急コミュニケーション…

マッカーサー、シーボルトの会話

マッカーサーの発言 「実は自分も天皇が退位を考えているのではないか、あるいは裁判判決による強い感情的緊張から、ひょっとして自殺さえ考えているのではないかと、心配していたところだ」「東京裁判の判決は、いわば一トン分のダイナマイトを爆発させるよ…

退位についての発言(マッカーサーへの報告書から)

マッカーサーの副官バンカー大佐から総司令官に提出されたメモに添付されたグリーン予備大佐(参謀第二部諜報担当官)の報告書より 六月八日、天皇は宮内府某高官に対し、退位と関連して最近の人事交代が起こった、という噂を話題にした。その時この高官が、…

天皇起訴せずの意向

十月二十九日夜Keenan主席検事と親しい田中隆吉(少将)と会談の際、陛下の問題に関しふれた点左の通り。一、Keenan帰米の際Truman大統領より陛下は罪状ある時に起訴して差支えなき旨の権限を与えられた由。 二、木戸侯の供述書中に陛下の御考として「独蘇衝…